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築年数が経つにつれて、家のあちこちに気になる箇所が出てくるものです。
その中でも、ブロック塀のひび割れは、放置すると危険なサインかもしれません。
本記事ではブロック塀のひび割れの危険性、業者に頼む際の費用相場について解説します。

□ブロック塀のひび割れ、放置すると危険？

家の安全を守る大切なブロック塀。
しかし、長年の風雨や地震などの影響で、ひび割れが発生してしまうことがあります。
ひび割れは、一見小さな問題のように思えるかもしれませんが、放置すると、思わぬ危険につながることがあります。

1:外的圧力によるひび割れ

ブロック塀にひび割れが生じる原因として、まず考えられるのが、自動車の接触や地震、地盤沈下などの外的圧力です。
これらの外的な力が加わることで、コンクリートブロック本体や目地部分にひび割れや欠損が生じることがあります。

2:経年劣化によるひび割れ

もう一つ、ブロック塀のひび割れの原因として、経年劣化があります。
コンクリートブロックのつなぎに使用されるモルタルは、乾燥収縮や温度変化などの影響を受けやすく、経年劣化によってひび割れが発生することがあります。
さらに、ひび割れから空気や雨水が浸入すると、セメントの成分と空気中の炭酸ガスが反応し、中性化が進んでしまいます。
中性化が進むと、鉄筋が錆びて膨張し、内側から圧力が加わることで、ひび割れがさらに拡大してしまうのです。
鉄筋が錆びると、ブロック塀の強度が著しく低下し、最悪の場合、倒壊する危険性もあります。
特に、古いブロック塀は、鉄筋が入っていない場合や、鉄筋の長さが不足している場合が多く、非常に危険です。

□ブロック塀のひび割れ、業者に依頼する際の補修費用相場

ブロック塀のひび割れは、放置せずに適切な対策を講じることが大切です。
では、実際に業者に依頼する場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

1:ひび割れ補修

ひび割れの程度が軽微な場合は、モルタルやセメント材で補修する方法が一般的です。
この場合、1か所あたり5,000円〜10,000円程度が相場となります。
補修跡が目立たないように、さらに塗料を塗る場合は、追加費用が発生します。

2:ブロック交換

ひび割れが大きく、補修が難しい場合は、ブロック自体を交換する必要があります。
ブロック交換の費用は、1平方メートルあたり10,000円〜20,000円程度が相場です。
使用するブロックの種類や大きさによって費用は変動します。

3:全撤去・新設

ブロック塀のひび割れが大きく、強度が保てないと判断された場合は、補修ではなく、全撤去・新設を行う必要があります。
全撤去・新設の費用は、1平方メートルあたり35,000円〜50,000円程度が相場です。
撤去処分、基礎工事、ブロック積みの費用を含めた金額となります。
ブロック塀の高さや基礎の強度、使用するブロックの種類によって費用は変動します。

□まとめ

ブロック塀のひび割れは、放置すると危険な状態に陥る可能性があります。
ひび割れの原因や危険性を理解し、適切な対策を講じることが重要です。
ひび割れの程度や費用などを考慮し、必要に応じて専門業者に相談することをおすすめします。

当社は地域密着でお客様とのコミュニケーションを大事にしております。
鴻巣市周辺でブロック塀のひび割れでお悩みの方はぜひ当社までご相談ください。